A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 悪戦苦闘が続く出版界で創刊誌

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大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。

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悪戦苦闘が続く出版界で創刊誌

米国では年が明けても、レイオフを実施する出版社が後を絶たない。

メレディスとフォーブスに続いて、『フード・アンド・ワイン(Food & Wine)』、『トラベル・アンド・レジャー(Travel & Leisure)』などを発行するアメリカン・エクスプレス・パブリッシング(American Express Publishing)が33名のレイオフを発表した。親会社のアメリカン・エクスプレス社が昨年、全従業員の10%にあたるおよそ7000名の人員削減を発表しており、その流れを受けたもの。同社は昨年10月にも22名のレイオフを行っている。

ニューヨーク・マガジン(New York Magazine)はレイオフではなく、賃下げによるコスト削減を選んだようだ。編集主幹のアン・クラーク(Ann Clarke)がスタッフライターを個別に呼び出し、交渉を行っているという。

このように逆風が吹く中、新雑誌を創刊した出版社もある。ソブリン・ホームステッド・パブリッシング(Sovereign/Homestead Publishing)という出版社で、創刊するのはエコロジカルな美容製品を求める女性のための『オーガニック・ビューティ(Organic Beauty)』という隔月刊誌だ。編集長は『ニューヨーク・マガジン』の美容エディターや『エル(ELLE)』のエディトリアル・ディレクターを歴任してきたローナ・バーグ(Rona Berg)。発行人のダイアン・ヒンツ(Diane Hintz)によると、ナチュラル/オーガニックな美容製品の情報はあちこちのサイトや雑誌で紹介されているが、一冊の雑誌にまとめたものはこれまでなかったという。

Organic Beauty

市場調査会社ミンテル(Mintel International)によると、米国のナチュラルなパーソナル・ケア製品の市場は、2003年の814品目から2008年の6,566品目へと急拡大し、4億6,500万ドルの規模になっている。とはいっても、拡大率は2007年の15.2%から2009年は11.8%へと鈍化すると予測されている。(この不況時に2ケタ代の伸びが期待されているのだから有望市場には間違いないが。)

エコ系の雑誌もこれまであまりぱっとしなかった。最近ではナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)の『グリーン・ガイド(Green Guide)』が廃刊になったし、ロデール社(Rodale)の『オーガニック・スタイル(Organic Style)』も2005年に、創刊から4年で幕を閉じた。この点について、新雑誌の発行人ヒンツ氏は、「オーガニック・スタイルは時代を先取りしすぎたし、オーガニックなライフスタイル全般をテーマにした点も失敗だった。その点、当社の雑誌は美容に絞り込んでいるからきっと成功する。他社が雑誌を創刊しないいまこそ好機だ」と強気だ。

◆情報ソース
American Express Publishing Lays Off 33 (Advertising Age)
New York Mag to Writers: You’re Keeping Your Jobs, Getting a Pay Cut (All Things Digital.)
'Organic Beauty' Sees a Niche Others Left (Advertising Age)
Organic Beauty web site



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