A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 ハースト社が年内に電子リーダーを発表へ

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ハースト社が年内に電子リーダーを発表へ

減退する広告売上と高騰する紙代・流通費。活字メディアを脅かすこれらの要素に対する回答を、『コスモポリタン(Cosmopolitan)』『エスクァイア(Esquire)』などの雑誌や『サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)』などの新聞を発行するハースト社(Hearst Corp.)は電子メディアに見出したようだ。

フォーチュン(Fortune)によると同社は、大型スクリーンを備えたワイアレス電子リーダーを開発、年内にも発表するらしい。このスクリーンはE Ink社の電子インク技術を用いた軽量・低消費電力のディスプレーで、紙とほぼ同じ感覚で雑誌や新聞の紙面(もちろん広告も)を見ることができる。同じ電子インク技術はアマゾンのKindleやソニーの電子ブックリーダーにも使われている。活字メディアを電子化した場合、出版社は紙・印刷・配送などにかかる費用を削減し、総コストを半減できるとハースト社は見積もっている。

ハースト社はこの電子リーダーを他の出版社や新聞社に提供し、この機器向けの雑誌・新聞の販売収入からライセンス料を得る計画だが、提供先が電子リーダーを自社ブランド化し独自の支払いモデルを構築することもできるようにするという。

メディアウイーク(Mediaweek)は、電子版の雑誌や新聞がインタラクティブな機能を持てば、広告主にとって魅力的なコスト・パー・アクションの料金体系を提供できるだろうが、その場合、広告売上はプリント版に比べはるかに縮小するだろうと書いている。というのは、オンラインで実績のあるタイム社(Time Inc.)でも、オンライン広告の売上は、全広告売上の10%に過ぎない(2008年の数値)からだ。仮に、電子リーダー版はウエブとは異なる媒体であることを広告主が理解してくれたとしても、広告料金は安いオンライン広告をもとに設定せざるを得ないだろうと、メディアウイークは予測している。

広告主よりも、読者が受け入れるかどうかが最初の関門だと思うが、年内に発表されるというこの電子リーダーを、ぜひ手にとって見てみたいものだ。

◆情報ソース
Hearst to launch a wireless e-reader (Fortune)
Hearst To Launch E-Reader For Mags (Mediaweek)
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