A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 ネット広告とデジタル・コンテンツ販売で出版社が協力態勢を模索

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ネット広告とデジタル・コンテンツ販売で出版社が協力態勢を模索

米国の競合する雑誌出版社が共同で、広告ネットワークの構築に乗り出したと『アトバタイジング・エイジ』(Advertising Age)が伝えている。

広告ネットワーク事業者がウエブサイトの広告の空き枠をまとめて買い上げ、それをネットワークの一部として販売するシステムに不満を持つ雑誌出版社は増えている。なぜなら、自社の抱えるオーディエンスへのアクセスを提供するにしては、広告ネットワーク事業者の買値はあまりにも安いからだ。ただ、雑誌社が単独で広告枠を販売するにはスケールが十分ではない。それが、出版社同士の広告ネットワーク構築の動機になっている。

これまでも、自社サイトへの広告配信を第三者である広告ネットワークの手に委ねることに異論を唱える出版社や、アシェット・フィリパッキ(Hachette Filipacchi)のJumpstart Automotive Mediaやマーサ・スチュアート・リビング・オムニメディア(Marth Stewart Living Omnimedia)のMartha’s Circのように、特定のテーマに関連したウエブサイトの広告ネットワークを独自に運営する出版社はあった。タイム(Time Inc.)も今年4月、自社の28のウエブサイトを横断する広告ネットワークTime Axcessのサービス開始を発表したばかりだ。『アドバタイジング・エイジ』のこの記事は具体的な出版社名は明らかにしていないが、複数の出版社が手を組むことにより大規模なネットワークが構築できれば、質の高いオーディエンスを対象にした行動ターゲティング広告も可能になるかもしれない。

出版社による連合は広告ネットワークの構築に留まらない。Amazon Kindleのような電子ブックリーダーの機能を備えたタブレット・デバイスをAppleが近々、市場投入すると噂されているが、その日に照準を合わせて、複数の出版社や新聞社がデジタル・コンテンツの販売拠点を構築するために話し合いを始めているという。音楽業界は楽曲販売のコントロールをiTunesに握られてしまった。また、Kindle向けのデジタル・コンテンツの販売はAmazonの支配下にあり、出版社や新聞社は価格を決めることも購読者に直接コンタクトすることもできない。

こうした状況を目の当たりにしてきた出版・新聞社が、二の轍を踏まぬよう活字媒体のiTunesを作ろうとしているらしい。『アドバタイジング・エイジ』は、ある出版社役員の「我々はカスタマー・リレーションを手中にする必要がある」とのコメントを紹介している。

◆情報ソース
Magazine Publishers Talk of Creating Online Ad Network (Advertising Age)
Time Inc. Launches Time Axcess (Reuters)
Magazine Industry Looks to Create ITunes for Print (Advertising Age)
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