A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 アドバタイジング・エイジが選ぶ年間最優秀雑誌出版社

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アドバタイジング・エイジが選ぶ年間最優秀雑誌出版社

今年の『アドバタイジング・エイジ』年間最優秀雑誌出版社(Publishing Company of the Year)には、メレディス社(Meredith Corporation)が選ばれた。

メレディスは創立1902年。出版部門では『Better Homes and Gardens』、『Ladies' Home Journal』など 26の一般誌とおよそ200の専門誌を発行。放送部門では14のテレビ局と1つのラジオ局を所有している。もともとは、いわゆるシェルター・マガジン(住宅の内外装や家具の雑誌)を中心とする出版社だったが、2005年、有力ニュース誌『Stern』などを発行するドイツの出版社、Gruner + Jahr GmbHが米国から撤退する際、『Family Circle』、『Fitness』および『Parents』の発行権を買収し、大人の女性をターゲットとする総合出版社に転身した。

また、メレディスは “media and marketing company”を自称しているように、メディア事業に軸足を置きながらもクライアント企業に様々なマーケティング・サービスを提供している。カスタム・パブリッシング(企業向けの出版物制作サービス)やカスタム・ウエブサイト(ウエブサイトの制作)は他の出版社も行っているが、加えて、8500万人以上の消費者データからなるデータベースを持ち、ダイレクト・マーケティング、市場調査、広告効果測定、店頭プロモーションの手配なども請け負う。

まるで広告会社並みのサービス品目だが、メレディスは実際に、インタラクティブ・エージェンシーのO’grady Meyers、口コミ・マーケティングのNew Media Strategies、データベース・マーケティングのDirectiveを次々に買収。今年夏にはモバイル広告・マーケティング会社のThe Hyperfactoryの株式の一部を取得し、これらの企業を統括するメレディス・インテグレイテッド・マーケティング(Meredith Integrated Marketing)のトップとして、ピュブリシス(Publicis)などデジタル畑の経験が豊富なレイディ・マーティン(Reidy Martin)氏を雇い入れた。

さて、以前、クライアント企業がメディア企業にマーケティング・パートナーとしての役割を求めるようになりつつあると書いたが、そうした企業にとって、出版社の様々な資産や提供サービスの活用方法をワンストップで提案してもらえれば便利だし、出版社側にとってもビジネスの取りこぼしがなくなる。メレディスもこうした需要を見据えて営業部隊を再編し、一人の責任者の下に統括した。この新しい組織、Meredith 360(360は360度=全方位という意味)では、個人ではなくグループ単位で評価を行い、一般消費財のメーカーなど外部からも積極的に人材を採用している。

今回の不況では、メレディスも例外ではなく、今年6月までの年間広告売り上げは前年比マイナス14.5%と落ち込みを見せた。しかし同じ期間に、メレディス・インテグレイテッド・マーケティングの売り上げは13%、ブランド・ライセンス事業の売り上げは14%の伸びを記録した。

◆情報ソース
A-List Publishing Company of the Year: Meredith Corp. (Advertising Age)
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