A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 デジタル版雑誌の広告ネットワーク

A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情

大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。

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デジタル版雑誌の広告ネットワーク

電子出版システムの開発を行う米ジニオ社(Zinio)は2月22日、同社のiPhoneアプリとデスクトップPC用ソフトを通じて発行される電子雑誌に広告を配信する広告ネットワークをスタートさせると発表した。

このネットワークを使って広告を行う最初の企業は起亜自動車(Kia Motors)で、同社は「ソレント」(Sorento)の広告を15の出版社が発行する45の雑誌のデジタル版に掲載する。

Sorento ad

米国の出版社はこぞって、iPhone、PC、電子ブックリーダーなどで読むことのできる雑誌のデジタル版の開発を進めているが、実際にデジタル版を読んでいる読者はまだまだ少数だ。iPhone向けに丸々一冊をデジタル化した最初の雑誌は『GQ』だと言われているが、そのダウンロード数は2号合わせても19000だった。ジニオ社がiPhoneで雑誌を読むためのアプリケーションを発表した今年1月11日以来、そのダウンロード数は2万強。1月末時点でこのアプリで読める雑誌は32タイトルに達したが、実際にデジタル版の雑誌を購入した人は、アプリをダウンロードした人の20%程度にとどまっている。

ジニオ社の新サービスの狙いは、単体では読者数が広告主の関心を得られる水準に達していない雑誌をネットワークすることで、広告媒体としてのスケールを実現することにある。同社は「ソレント」のキャンペーンによる売上額を明らかにしていないが、ほとんどの雑誌の場合、同社と出版社の取り分は50:50とのこと。

この広告は『カー・アンド・ドライバー』(Car and Driver/アシェット・フィリパッキ・メディア)、『エスクァイア』(Esquire/ハースト)などの雑誌のデジタル版の3月発売号と4月発売号に掲載され、オーディオや動画などの機能も備えたものになるそうだ。

◆情報ソース
Zinio Preps Ad Net(Mediaweek)
Publishers Partner on Kia Digital Ad Buy(Adweek)

上記『GQ』のiPhoneアプリ版の正確な販売部数(デジタル版でも部数というのだろうか)がわかった。『アドバタイジング・エイジ』(Advertising Age)によると、昨年12月号と今年2月号がフルデジタル化され、今年2月中旬までの販売部数(ダウンロード数)は、12月号が6,835、2月号が15,068だった。したがって、上記の19000という数字は正確ではない。単価はいずれも2.99ドル(約270円)。ちなみに、同誌のプリント版の実売部数は2009年下半期の平均で193,440部だった。
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