A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 雑誌のサイズが2極化の傾向

A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情

大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。

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雑誌のサイズが2極化の傾向

文字通り大型の高級誌の創刊に向けて、Martha Stewart Living Omnimediaが準備を進めているらしいと、アドバタイジング・エイジが伝えている。同社が狙っているのは明らかに、ファッションや化粧品などのラグジュアリー・ブランドの広告だ。

ハイエンドの広告主は景気後退期でも広告への投資を減らさず、高額商品にふさわしいプレミアム感を実現するために、大判でビジュアル重視の雑誌媒体に出稿する傾向が強いという。例えばグッチは、代表的な大判のファッション誌『W』(コンデ・ナスト社)の2月号に、トリプル・ゲートフォールド(3つ折りの広告で開くと3ページ大になる)を含む30ページの大型広告を掲載した。(『W』のサイズはヨコ約25cm、タテ約33cm)

雑誌『New York』から派生して昨年11月発売された高級ファッション誌『New York Look』も、本誌よりも15%大きいサイズだ。富裕層向けの大判雑誌にはこのほかに、『Elite Traveler』『Cigar Aficionado』『Ocean Drive』などがある。

このように出版社が富裕層向けの高級誌を大判化する狙いは、実用情報をメインにした雑誌や新聞との差別化を図ることにある。New York TimesやWall Street Journalなどの新聞は近年、サイズの小型化に踏み切った。(Wall Street Journalは小型化により、年間1800万ドルの経費節減に成功した。)上記のMartha Stewartも、毎日の料理のレシピを載せた『Everyday Food』は小さなサイズで出版する道を選んでいる。経済の不調やインターネットの台頭など様々なプレッシャーと戦うために、雑誌社は「違い」を際立たせる戦略を選んだということだ。

一方でアメリカでは、ルイ・ヴィトンがこれまで雑誌を中心に行ってきたキャンペーンを、ケーブルや衛星などのテレビおよび映画館での劇場CMで実施するとの報道が、雑誌業界を戦々恐々とさせている。高級ブランドのマーケティング担当者も対費用効果に敏感になっており、ヴォーグのような雑誌でも読者の質を問われるようになっていると、アドバタイジング・エイジは伝えているのだが……。■

◆情報ソース
Martha Stewartが大型ファッション誌を創刊準備(Advertising Age)
New York Lookについて(New York Observer)
ルイ・ヴィトンが雑誌広告から方向転換(Advertising Age)






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