A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 雑誌購読者にネットショッピングのキャッシュバックを提供

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大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。

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雑誌購読者にネットショッピングのキャッシュバックを提供

ボニエル社(Bonnier Corp.)が発行する育児雑誌『ペアレンティング(Parenting)』は、定期購読者が提携サイトで商品を購入すると、購入費用の一部をキャッシュバックするプログラム「Parenting Privileges」をスタートさせた。

利用者はParenting Privileges.comで定期購読アカウント・ナンバーを入力し、リンク先のショッピングサイトで買い物をするだけ。リンク先(提携サイト)には、ToysRUs.comDisney shopping.comGAP.comDiapers.comTarget.com、などが名を連ねている。キャッシュバックの割合は提携サイトによって異なるが、だいたい5~7%。Parenting Privileges.comは、「最大20%」を売り文句にしている。キャッシュバックは現金ではなく、VISAのプリペイドカードで提供される。定期購読者でない人も90日のお試し期間が利用可能。どれだけお得なサービスか実感した上で定期購読をお申し込みください、という仕組みだ。

これは、ただの定期購読者向けサービス/雑誌販促プログラムではないようだ。『ペアレンティング』は利用者(育児中の母親)の購入データを収集・分析して、広告主に提供するという。メレディス社(Meredith Corp.)発行の競合雑誌『ペアレンツ(Parents)』が今年、昨年同期比12.4%増と広告を伸ばす一方、同誌は同1.2%減と苦戦している。(広告ページ数による比較。データソースはMediaweek Monitor。)

ちなみに、ボニエル社の母体は200年の歴史を持つスウェーデンの最大手出版社で、昨年1月、タイム社(Time Inc.)が経営立て直しのために売りに出していた『ペアレンティング』をはじめ『ベビートーク(Babytalk)』、『フィールド・アンド・ストリーム(Field & Stream)』、『ポピュラー・サイエンス(Popular Science)』、『アウトドア・ライフ(Outdoor Life)』など18誌を、2億ドルを投じて買い取った。

買収した雑誌はその後、『ペアレンティング』に限らず広告の売上げで苦戦しているようだ。この点について、ボニエル・グループのCEO、Jonas Bonnier氏は今年5月、アドバタイジング・エイジのインタビューに応えて、買収を通じて出版事業を成り立たせていくためには長期的な取り組みが必要であると語るとともに、雑誌をウエブ化することには否定的な見方を示し、別の形でウエブ事業に投資していくつもりであると述べている。

◆情報ソース
Bonnier Launches 'Parenting Privileges' Program (Mediaweek)
Bonnier CEO: 'We Don't Want to Be Time Inc.' (Advertising Age)


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