ワシントン・ポスト社(The Washington Post Company)は、オンライン・マガジンの草分けのひとつ『スレート(Slate)』を中心に、オンライン出版ビジネスに特化した部門「スレート・グループ(The Slate Group)」を開設する。同部門は『スレート』の他に、同サイトから派生したオンライン・ビデオ・マガジンの『Slate V』、黒人読者をターゲットとする『ルーツ(The Root)』を管理し、今年後半には、ビジネスに焦点をあてた『ビッグ・マネー(The Big Money)』をスタートさせる予定。同部門はこのほかにも、新サイトの開設や他サイトの買収を手がけていくという。
『スレート』は1996年、マイクロソフトの事業としてスタートした。初代編集責任者には、雑誌『ニュー・リパブリック(The New Republic)』の編集者兼政治ジャーナリストであり、CNNの人気番組「クロスファイア(Crossfire)」のレギュラーコメンテーターとして知られていたマイケル・キンズリー(Michael Kinsley)が起用された。1998年には有料化し19.95ドルの年間購読料を読者に課金したが、購読者数が伸び悩んだため、1年とたたないうちに再び無料化し広告モデルに切り替えた。その後、2004年12月に買収により、ワシントン・ポストの傘下に入った。『スレート』の読者総数は、同サイトの媒体資料によると、現在600万人とのこと。