A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情 なめる広告

A BUG IN YOUR EAR アメリカの広告・メディア事情

大きな変革期にあるメディア業界、広告業界のこれからを考えるヒントになりそうな、アメリカの業界動向を紹介します。

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なめる広告

香り付きの広告はいまや珍しくもないが、米『ピープル』誌の2月18日号には「舐める」広告が掲載されるそうだ。

広告主はウエルチ。ページの裏表を使った広告で、おもて面には同社のグレープジュースの商品写真と並んでステッカーがあり、それをはがすとページ裏面に張り付けた味のサンプルが現れる仕組みらしい。

ウエルチ広告


舐める広告はこれが初めてではない。CBS放送は新ドラマシリーズ”Cane”のプロモーションの一環として、モヒート(ラムベースのカクテル)の味付き広告を『ローリング・ストーン』誌に掲載した。 "Cane"は、サウスカリフォルニアに広大なラムと砂糖の畑を有するキューバ系アメリカ人一家の物語で、この広告では架空のブランドのラム酒を「味わえる」というしかけだ。

香り付き広告と違って懸念されるのは、誰かが舐めた広告を他の人が舐めてしまう危険性がないかということ(病院などの待合室に掲載雑誌が置いてあれば、それは十分起こり得る)。こうした事態を避けるため、ウエルチとCBS放送の味付き広告を製作したFirst Flavor社では、ステッカーを一度はがしたらもとにもどせないものにしたという。

これで安全性が保証されるかはさておき、こうした「特殊広告」は確かに効果があるらしい。米調査会社GfK Starchの調査によると、ポップアップ、音付き、マルチページなどの特殊広告は通常の広告よりも想起率が高い。香り付き広告でも、広告コピーを読んだ人の割合が36%向上したとのこと。

◆情報ソース
Welch's Debuts Flavored Ads(Media Daily News)
Marketers Salivate Over Lickable Ads(Wall Street Journal)

◆参考
CBS放送のドラマ "Cane" のホームページ






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